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2007年度研究内容

ビタミンE固定化ダイアライザーを用いた透析患者のM-CSF(マクロファージコロニー刺激因子)に与える影響

研究者
是本 昌英旭化成メディカル株式会社
安宅 謙鶴岡市立荘内病院 内科

キーワードM-CSF ビタミンE固定化ダイアライザー 網状赤血球

要旨

目的:近年、透析患者は血管系合併症が原因での死亡リスクの高いことが報告されている。また、M-CSF(macrophage colony stimulating factor)が単球やマクロファージのマーカーである事から、ビタミンE固定化ダイアライザーが透析患者の血漿M-CSFに対して与える影響を検討する。

方法:使用ダイアライザーはPSE及びFB‐Fダイアライザーを用いた。安定した透析患者12名を2群に分け、血漿M-CSFについて、透析前後比及び1年間の推移を検討した。また、ヘモグロビン及び網状赤血球数の推移を検討した。

結果:透析前後におけるM-CSFの変化について、両群において違いは認められなかった。PSE使用1年経過後、M-CSFの透析前値は有意に減少した。また、網状赤血球はPSE使用群において低い傾向を示した。

結語
今回、単球/マクロファージ関連因子M-CSFが、使用ダイアライザーの違いにより有意 に違う挙動を示した。長期使用により継続的に評価し、他の関連マーカーなどを含め、合併症 抑制・遅延の効果等を検証していく必要がある。

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