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2008年度研究内容

各種透析膜使用時の血漿血小板マイクロパーティクル濃度の変化

研究者
本橋 和子東葛クリニック病院
中澤 了一東葛クリニック病院
久保 満東葛クリニック病院
山根 伸吾東葛クリニック病院
東 仲宣東葛クリニック病院

キーワード血液透析、ダイアライザ、血小板マイクロパーティクル

要旨

血小板マイクロパーティクル(PDMP)は、血小板活性化の指標であり、また血液凝固促進活性、単球および血管内皮細胞の活性化作用などを持つことが報告されている。今回、透析患者において、各種ダイアライザによる血小板活性化への影響を、血漿PDMP 濃度測定により検討した。慢性透析患者5例を対象とし、2週間ごとにEVAL 膜(KF-15C)、EVAL 膜(EK16)、ビタミンE 固定化ポリスルホン膜(VPS-H)の順にダイアライザを変更して透析を行い、ダイアライザ変更2週間後に、透析前および終了時の血漿PDMP 濃度をELISA 法にて測定した。さらに、W型ビタミンE 固定化ポリスルホン膜(VPS-HA)にて透析を行った慢性透析患者8例の透析前後の血液を採取して血漿PDMP 濃度を測定した。いずれのダイアライザにおいても、透析前と比較し、透析後の血漿PDMP濃度は有意に高値であった。しかし、血漿PDMP 濃度および増加率の各ダイアライザ間における比較では、有意差は認められなかった。

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