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2008年度研究内容

VPSの使用経験:透析にかかわる合併症対策として

研究者
大和田 滋(医)あさお会あさおクリニック透析センター
前波 輝彦(医)あさお会あさおクリニック透析センター
小鹿 昭雄(医)あさお会あさおクリニック透析センター 臨床工学部
柳本 政隆(医)あさお会あさおクリニック透析センター 臨床工学部

キーワードビタミンE固定化膜、咳嗽発作、掻痒症、発熱、食欲不振

要旨

ポリスルホン(PS)膜にビタミンEを固定化した新規の透析膜(VPS-HA)が開発され、このすぐれた生体適合性と抗酸化能を併せ持つ透析器を治療に苦労した3症例に適用し良好な結果が得られた。3症例の概要は、1)透析開始後から始まり透析後も数時間持続する咳嗽発作症例、2)抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの薬物療法が効きにくい極めて頑固な掻痒が数年間持続している症例、3)透析後半ないし透析後および透析翌日の発熱とそれに伴う全身倦怠感や食欲不振などの症状が合併した症例で、いずれもVPS-HA膜に変更後良好な状態が維持できた。今後、多数の症例の積み重ねが必要と考えられた。

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