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2009年度研究内容

VPS-HAを用いた糖尿病性腎症透析患者への検討 −循環動態に与える影響−

研究者
阿部 由紀子医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 腎臓内科
森岡 潤一朗医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 腎臓内科
稲村 弘明医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 腎臓内科
蓮見 朋恵医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 臨床工学科
大澤 沙耶香医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 臨床工学科
赤石 裕美医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 臨床工学科
鈴木 雄二医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 臨床工学科
武田 亜矢医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 看護科
塩田 みち子医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 看護科
岡島 瑞枝医療法人社団 醫光会 新邑楽病院 看護科

キーワードビタミンE、糖尿病性腎症、sd-LDL、SPP、末梢循環

要旨

背景:透析患者では動脈硬化症の合併が認められ、その発症の一因に酸化ストレスの亢進があげられている。

目的:ビタミンE固定化膜VPS-HA(以後VPS)を用いて末梢循環の指標である皮膚灌流圧(Skin Perfusion Pressure:以後SPP)、ABIと、動脈硬化の指標であるsmall dense LDL(以後sd-LDL)を測定し、透析患者に与える影響について検討する。

対象:血液透析患者のうち、糖尿病(以後DM)18症例、非糖尿病(以後NDM)8症例。

方法:DM18症例、NDM8症例において、それぞれダイアライザをVPSに変更する群(以後変更群)と従来膜継続群(以後継続群)の2群ずつ分けてSPP、ABI、sd-LDL等について検討した。

結果:VPS変更群において、SPP、ABIで改善傾向がみられた。またsd-LDL、GA及びHbA1cで低下傾向がみられ、特にDM群のsd-LDLは有意な低下が認められた。

考察・結語:VPSを使用したことにより、末梢循環の改善の可能性及び、糖尿病の代謝改善の可能性が示唆された。

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