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2009年度研究内容

VPS-HAによる皮膚灌流圧改善効果の検討

研究者
木田 奈々美医療法人清和会東長原病院透析室
國光 正博医療法人清和会東長原病院透析室
金田 篤則医療法人清和会東長原病院透析室
島谷 一幸医療法人清和会東長原病院透析室
清田 敦彦医療法人清恵会
脇川 健医療法人温心会堺温心会病院内科
長原 正幸医療法人清和会東長原病院透析室

キーワードビタミンE固定化膜、皮膚灌流圧、末梢循環

要旨

血液透析患者では、血液透析時の血中酸化ストレスの増加による末梢循環障害が報告されている。 そこで、ビタミンE固定化ポリスルホン膜VPS-HAが、末梢循環に与える影響について検討した。45名の外来透析患者を対象に、APS-MDとVPS-HAの2種類の膜を使用し2ヶ月間ずつ透析を施行した。使用最終日に、足関節/上腕血圧比(ankle brachial index: ABI)・足趾/上腕血圧比(toe brachial index: TBI)・上腕―足関節脈波伝播速度(brachial-ankle pulse wave velocity: ba-PWV)・皮膚灌流圧(skin perfusion pressure: SPP)を測定し比較検討した。その結果、ABI,TBI,PWVに有意な差はなかったものの、VPS-HA 使用時におけるSPPは有意な上昇を認めた。ビタミンE固定化膜を長期にわたり使用することで、透析患者の末梢循環を改善する可能性が示唆された。

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