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2010年度研究内容

維持透析患者における血中CoQ10と抗酸化力BAPと予後に関する検討

研究者
石井 智子湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
持田 泰寛湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
石岡 邦啓湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
岡 真知子湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
真栄里 恭子湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
池江 亮太湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
守矢 英和湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
日高 寿美湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
大竹 剛靖湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科
小林 修三湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科

キーワード 酸化ストレス、抗酸化BAP、維持透析患者、尿酸、ACE阻害薬/ARB

要旨

腎不全と酸化ストレスの関連は指摘されているが、維持透析患者における血中CoQ10や抗酸化力(BAP)の臨床研究は少ない。我々は、維持透析患者119人を対象に、血中CoQ10とBAPを測定し、その後の臨床経過を30ヵ月の時点で検討を行った。108人について解析が可能で、死亡は25人であった。すべての患者においてBAPは正常基準値以上(2200μM/L<)であったが、生存群に比較し死亡群は有意に低値を示した(生存群 3045±250 μM/L vs. 死亡群 2911±276μM /L, p<0.05)。BAP値を高値・低値で2群に分けたKaplan-Meier法による生存分析では、BAP低値群は生存率が低い傾向にあった(p=0.05)。
一方、CoQ10は死亡など各種評価項目との関連性は見出すことはできなかった。抗酸化力BAPは、維持透析患者において生命予後指標因子となる可能性がある。

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