HOME » 2010年度研究内容 » 論文5

2010年度研究内容

VPS-HAの使用は透析患者のQOLに影響を与えるか:
SF-36®による検討 〜2年間の予定使用期間を終えて〜

研究者
長田 しをり東京綾瀬腎クリニック
加藤 貴広東京綾瀬腎クリニック
島田 憲明江東病院

キーワードビタミンE固定化ポリスルホン膜、健康関連QOL、SF-36®

要旨

ビタミンE固定化ポリスルホン膜(VPS-HA)の2年間の長期使用が血液透析患者の総合的な健康状態に影響を与えるか否かを、包括的健康指標SF-36®を用いて健康関連QOLの変化で評価した。同時に炎症・酸化ストレス・栄養との関連についても各、高感度CRP/IL-6・ MDA-LDL・プレアルブミンを測定し検討した。24ヵ月後、身体の日常役割機能と全体的健康感においてVPS群ではAPS群に比し改善を示した。また、血液データではMDA-LDL・高感度CRP・IL-6は両群で上昇を認めた。VPS群で上昇度が低い傾向にあったがAPS群と比較し有意差はなかった。今後さらに長期の継続使用によりこれらの差異が顕著になる可能性が示された。

このページの先頭へ