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2011年度研究内容

小型透析器を用いたビタミンE固定化膜による活性酸素産生軽減効果の基礎的検討

研究者
佐藤 稔川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学
西 佑子川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学
依光 大祐川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学
是本 昌英旭化成クラレメディカル
佐々木 環川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学
柏原 直樹川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学

キーワード活性酸素 白血球 マイクロモジュール 腎不全 ラット

要旨

血液透析患者においては体外循環による活性酸素産生が増加し、酸化ストレスが増大していることが予測される。本研究では、透析時の酸化ストレス産生をマイクロモジュールを用い検討した。また、ビタミンE固定化膜による活性酸素産生軽減効果も併せて検討した。SDラットにアデニン腎不全モデルを作成後、VPSまたはAPSマイクロモジュールを用い、1時間の透析を施行した。透析前後の血液を白血球、赤血球、血漿に分離し、NADPH oxidase活性、MPO活性を測定した。APS膜を用いた透析では、白血球分画でNADPH oxidase活性、血漿分画でMPO活性が透析前後で上昇が認められた。VPS膜を用いた透析では、これらNADPH oxidase活性化、MPO活性化がVPSに比較し、有意に抑制されていた。血液透析時には、主に白血球分画で活性酸素産生が生じ、VPS透析膜ではこの活性酸素産生の軽減効果が認められた。

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