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2011年度研究内容

末梢循環と微小炎症に及ぼす透析膜材質の検討

研究者
西田 隼人山形大学医学部 腎泌尿器外科学講座
政金 生人医療法人社団清永会矢吹嶋クリニック 内科
小鹿 雅隆医療法人社団清永会矢吹病院 腎臓科
谷田 秀樹医療法人社団清永会矢吹病院 腎臓科
伊東 稔医療法人社団清永会矢吹病院 腎臓科
白澤 賢医療法人社団清永会矢吹病院 臨床工学室
江刺 志穂医療法人社団清永会矢吹嶋クリニック 臨床工学室
吉岡 淳子医療法人社団清永会天童温泉矢吹クリニック 臨床工学室
冨田 善彦山形大学医学部 腎泌尿器外科学講座

キーワード生体適合性 MIA症候群 ビタミンE固定化ポリスルホン膜 EVAL膜 透析膜材質

要旨

目的:透析膜材質の違いが末梢循環と微小炎症に及ぼす影響について検討した。

方法:V型EVAL膜であるEKシリーズ(旭化成クラレメディカル)を用いて3ヵ月以上維持血液透析を施行していた20例を対象とした。最小化法を用いて群間差に有意差を認めないよう2群に割り付け、各群に対してVPS-15HAとEK16を12ヵ月間使用した。栄養状態、炎症反応、末梢循環状態の経時的変化および群間 差を3ヵ月毎に測定し検討した。

結果:対象患者20例中、脱落した9例を除き解析した。患者背景について、研究開始時両群間に有意差を認めなかった。栄養状態について、血液学的指標およびバイオインピーダンス法を用いた指標に有意差を認めなかった。炎症反応について、2群間に有意差を認めなかった。末梢循環について、2群間に有意 差を認めなかった。

考察:VPS-15HAの末梢循環と炎症状態に与える影響は、従来から末梢循環が良好とされているEVAL膜 との間には有意な差を認めなかった。

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