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2011年度研究内容

21世紀になり判明したレニンアンジオテンシンの機能

研究者
千本松 孝明埼玉医科大学 薬理学

キーワードプロレニン受容体 レニン/プロレニン 切断 分泌 直接的レニン阻害薬

要旨

21世紀になりレニンを中心とするレニンアンジオテンシンシステム(RAS)が大きく変化したといえよう。レニンは腎臓傍糸球体細胞から分泌され、アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンTに変換させる律速酵素であるが、腎臓摘出後でもアンジオテンシンUは枯渇しない。このことから以前より腎臓以外のレニン活性の供給源が問題になっていた。2002年に(プロ)レニン受容体が発見され、それまでレニンの非活性前駆体と考えられてきたプロレニンの非蛋白融解的レニン活性を誘導することが判明した。更に我々の研究室は(プロ)レニン受容体が細胞外へ分泌されることを発見した。時を同じくして直接的レニン阻害薬(アリスキレンフマル酸塩)が臨床でも使用可能となりRAS抑制薬は3種類となった。そこでこれらを中心とした最新のRASを報告する。

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