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2013年度研究内容

ビタミンE固定化膜と無酢酸透析液との併用効果

研究者
住田 知規社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 臨床工学技術部
安藤 誠社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 臨床工学技術部
土濃塚 広樹社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 臨床工学技術部
古井 秀典社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 外科
久木田 和丘社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 外科
目黒 順一社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 外科
米川 元樹社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 外科
川村 明夫社会医療法人 北楡会 札幌北楡病院 外科

キーワード無酢酸透析液 酢酸含有透析液 ビタミンE固定化膜 血圧低下

要旨

無酢酸透析液を使用しても血圧低下が改善しない患者に対し、血圧低下に有意な改善効果が報告されているビタミンE固定化膜(以下VPS-HA)を併用し改善が認められるか検討した。
血圧低下著明などの透析困難症例を無酢酸透析液使用者よりA群として15名(DM4名/nonDM11名)抽出。比較対照として酢酸含有透析液使用者よりB群として10名(DM3名/nonDM7名)抽出した。 ダイアライザをVPS-HAに変更し、変更直前4ヶ月間と変更後翌年の同4ヶ月間の評価をした。
血圧低下率の有意な改善はA群5名(DM0名/nonDM5名)、B群6名(DM3名/nonDM3名)であった。A群は除水量が減少したものはなく、B群は除水量が減少したものが4名いた。
除水量が血圧維持に影響した可能性を考慮すると、B群よりもA群に併用効果が表れたと思われた。A群B群でDM患者の結果が異なったが、自己管理が改善すればA群のDM患者にも効果が期待できると思われた。
VPS-HAと無酢酸透析液を併用することで血圧の改善効果が期待できる可能性が示唆された。

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