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2014年度研究内容

維持透析患者の酸化ストレス度(d-ROM)および抗酸化力(BAP)の検討

研究者
高橋 一志東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
馬場 結穂東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
諸星 智之東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
小栗 直也東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
秋山 萌東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
澤井 美希東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
鈴木 聖夫東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
田中 進一東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
河村 吉文東海大学医学部付属大磯病院 臨床工学技術科
後藤 巨木東海大学医学部付属大磯病院 腎代謝内科
鈴木 大東海大学医学部付属大磯病院 腎代謝内科
北村 真帝京大学千葉総合医療センター 第3内科

キーワード酸化ストレス d-ROM BAP フリーラジカル ビタミンE固定化膜

要旨

維持透析患者66名を対象にウイスマー社製、フリーラジカル解析装置を用いて酸化ストレス状態の指標:
d-ROM、および抗酸化力の指標:BAPの測定を行い、透析前後の変化を検討した。BAPは全ての症例で透析後に有意に低下した。ビタミンE固定化透析膜(VPS)を使用している患者群で透析後にd-ROM値の低下が見られた。糖尿病の有無、透析方法の違いによる変化は見られなかった。透析中の経時的変化ではd-ROMにおいてVPS群では変化が見られなかったが、PS群では透析後半に有意に上昇した。全症例において透析前に比べて透析後のBAPは低下し、透析治療による抗酸化力の低下が示唆された。またVPS使用患者では透析後でBAPが低下しているにもかかわらず、d-ROMが他の膜と比して低値を示していることから、VPS使用による酸化ストレス度の軽減が示唆された。透析中の経時的変化においてVPS使用群ではd-ROMの変化がなく、ビタミンE固定化膜は酸化ストレスの影響を受けにくいと推察された。

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