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2014年度研究内容

血流依存性血管拡張反応を用いたビタミンE固定化膜の血管内皮機能への影響の検討

研究者
鹿又 一洋埼玉医科大学病院 血液浄化部
鳴海 敏行埼玉医科大学病院 血液浄化部
小林 祐子埼玉医科大学病院 血液浄化部
大橋 直人埼玉医科大学病院 血液浄化部
内田 祐司埼玉医科大学病院 血液浄化部
宮崎 真一埼玉医科大学病院 血液浄化部
本多 仁埼玉医科大学病院 血液浄化部
大浜 和也埼玉医科大学病院 血液浄化部
竹中 恒夫埼玉医科大学病院 腎臓内科
鈴木 洋通埼玉医科大学病院 腎臓内科

キーワードビタミンE固定化ポリスルホン膜 FMD 血管内皮機能 アテローム性動脈硬化

要旨

血流依存性血管拡張反応(FMD:flow-mediated dilation)を用いて、ビタミンE固定化ポリスルホン膜(VPS膜)の血管内皮機能への影響を検討した。当院維持透析患者でポリスルホン膜(PS膜)を使用している6症例をVPS膜に変更し、単回使用時の透析前後FMD値、長期使用時の膜変更前・変更後1・6ヶ月での透析前後FMD値、及び透析前FMD値の推移を検討した。単回使用時の透析前後FMD値は、PS膜で4.6±2.0から2.2±1.9%へ低下し、VPS膜で4.1±2.6から5.7±3.5%へ上昇傾向を示した。長期使用での透析前FMD値は変化しなかったが、透析前後FMD値はPS膜で低下し、VPS膜変更後1・6ヶ月で、それぞれ4.1±2.9から5.8±3.5%、4.6±2.6から5.9±1.9%へと上昇傾向を示した。よって、ビタミンE固定化膜は、透析による血管内皮機能障害を長期に渡り抑制する事が期待出来る。

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