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2015年度研究内容

ビタミンE固定化膜による血管内皮機能改善効果の検討

研究者
鹿又 一洋埼玉医科大学病院 血液浄化部
鳴海 敏行埼玉医科大学病院 血液浄化部
村杉 浩埼玉医科大学病院 血液浄化部
本多 仁埼玉医科大学病院 血液浄化部
大M 和也埼玉医科大学病院 血液浄化部
高根 裕史埼玉医科大学病院 腎臓内科
岡田 浩一埼玉医科大学病院 腎臓内科
鈴木 洋通埼玉医科大学病院 腎臓内科

キーワードビタミンE固定化ポリスルホン膜 FMD 血管内皮機能 酸化ストレス

要旨

酸化ストレスを介したビタミンE固定化ポリスルホン膜(VPS膜)の血管内皮機能への影響を検討した。同意を得られた当院外来維持透析患者6名を対象とし、透析膜をVPS膜からPS膜へ変更し、3ヶ月間のクロスオーバー試験にて透析前後FMD(血流依存性血管拡張反応)変化率、酸化ストレスマーカー(MDA-LDL ・VCAM-1)の透析前後変化率、SPP変化率を検討した。透析前後FMD変化率は、VPS膜使用時Δ27.2±39.3%、PS膜使用時Δ-12.6±41.9%。また、VPS膜・PS膜の3ヶ月使用において透析前FMDは有意な変化を認めなかった。MDA-LDL ・VCAM-1はVPS膜・PS膜使用において有意差は認めなかったが、VPS膜使用時に変化率を抑制していた。SPPは両膜使用時において、開始時・3ヶ月後で有意差は認めなかった。よって、ビタミンE固定化膜は透析による血管内皮機能障害を抑制する。

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