6月下旬に1人で函館に旅行へ行ってきました。目的は、人生で函館は初めてだったのでもちろん函館市内の観光地を一通り巡ってみたいというのもあったのですが、それと同時に函館の地が某人気アニメで出てきたので、その聖地巡礼も兼ねて行ってきました。アニメの聖地を訪れるいわゆるアニメツーリズムというのは主にアニメを見るオタク層ならよくやっていることであり、たとえ動機がアニメでもそれがきっかけでその土地の良さを知ることが出来るのは有意義だと考えており、私もそういったことが好きであるため今回、旅費は少々高くつきましたが函館を旅行先に選びました。

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函館と言えば有名な観光地は色々あり、初めての人が訪れるべきところはほとんど廻りました。具体的には五稜郭、ベイエリア、金森赤レンガ倉庫、元町地区の教会群、旧函館区公会堂、そして函館山ロープウェイを用いて夜景を楽しみました。食事面でも函館には魅力が沢山あり、まず函館はイカが美味しいことで有名な土地です。海鮮丼の店でイカ刺しを食べた時は本当に人生でこんな美味しいイカは初めて食べたと感動しました。海鮮丼もまた、観光地価格で少々高かったですがとても美味しく北海道らしさを味わうことが出来ました。

また、函館と言えば有名なB級グルメが2つあり、ラッキーピエロのハンバーガーとハセガワストアのやきとり弁当です。この2つは函館とその周辺の道南地方にしか無いものであり、函館に来てこれらを食べないのは愚行と言う他ありません。この2つ、どちらも本当に美味しく、函館でしか食べられないというレア感もあって良い思い出です。

私が函館を訪れたのは6月下旬、つまりちょうど夏至に差し掛かる頃ですので、最も日が長い時期です。北海道は北に位置し、つまり緯度が高いため東京など太平洋ベルト地帯に比べて日の出は早く日没も東京並に遅い、つまり日照時間が長いです。これは北海道のような高緯度でないと体験出来ないことであり、そのことにまず驚きました。ホテルで夜中に目が覚めたら、まだ午前3時半頃なのに既に少し明るいのです、自分の住んでいる所では考えられない事象なので本当に驚きました。

もう一つ面白かった出来事は、6月下旬の函館は過ごしやすい気候で修学旅行生も非常に多かったのですが、函館の摩周丸を見学していた際に修学旅行生に話しかけられました。彼らは旅行において一つミッションをこなす必要があり、観光客に声をかけて集合写真を撮るためシャッターを押してもらい、また自分達はどこから来て自分達の住んでいる街にはこういうものがあるんですよと交流をするミッションであり私はそれに遭遇したのです。そして小学生の女の子から手作りの冊子を受け取り、そこには街の紹介や出身有名人などが書かれていました。手書きで心がこもっていて、とてもほっこりして嬉しかったです。

函館は屈指の観光地であるため、キャッシュレスの対応が極めて進んでおり基本的にお土産屋はどこでもクレジットカードや電子マネーの決済が出来て非常に便利でした。私はキャッシュレス推進派でありキャッシュレス主義者ですのでこれは非常に好感が持てました。そんな中一つの土産店がクレジット加盟店規約違反を犯しており、レジで口論になってしまいました。私は北海道のローカル飲み物であるガラナを1本だけ買おうとして、150円ほどだったと思うのですがクレジット決済しようとしたら1,000円以下のクレジット決済は認めないと言われました。これは明確な規約違反であり、白か黒かで言えば明確に黒であり私はそれは間違っている、貴方達は私の決済を拒否することは出来ないと強く主張しましたが向こうは上から命令されていることだから出来ないの一点張りで、口論を続けていても時間の無駄だと判断しそこでガラナを買うのを諦めました。

そして別の土産店では同じく150円のガラナ1本を普通にクレジット決済出来たので良かったのですが、ほとんどの店が規約を守っている中自分達だけがルール違反をしているその店には本当に腹が立ちましたし、楽しい旅行に水を差されました。