8月下旬から9月上旬にかけて、6泊7日で北海道に一人で旅行に行きました。北海道には一度しか行ったことがなく、札幌以外の都市には一度も訪れたことがなかったので、札幌以外の様々な都市に訪れてみたいと思い、行くことにしました。また北海道はJR北海道が鉄道路線を持っており、本州とは違う列車がたくさん走っているので、特急列車や普通列車など、道内を走る様々な列車に乗って旅を楽しみたいとも思っていました。

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私は普段は観光スポットにはあまり訪れることはないのですが、北海道については日本国内でも特にたくさんの観光スポットがあり、そのクオリティも非常に高いものが多いので、いくつか足を運んでみることにしました。小樽市に行った際には、小樽運河を訪れました。小樽運河は小樽駅から坂をしばらく降りたところにあり、駅からも簡単にアクセスすることができます。小樽運河には日本人だけでなく外国人の方の観光客も多く、駅周辺よりも結構な人がいたことを覚えています。その日は小樽駅近くのホテルに泊まり、夜の9時頃にも再び小樽運河を見に行きました。その時はライトアップしておらず、明るくはなかったですが、昼間に訪れた時とは異なり人も少なく、ゆっくりと運河周辺を歩くことができました。
旅で特に印象に残ったことは、道北の音威子府村に訪れた際のことです。音威子府といえば黒い音威子府そばが有名で、私もユーチューブの動画でその存在を知り、食べてみたいと思い音威子府に行ってみることにしました。かつては音威子府駅にも蕎麦屋があり、そこで音威子府そばを頂くことができたのですが、私が訪れた時は営業をしておらず、音威子府そばを食べるには駅から少し歩いた国道沿いにある食堂へ行く必要がありました。

駅から15分ほど歩き、目当ての食堂を見つけたのですが、もうすぐ昼間であるのにも関わらず駐車場には1台も車はありませんでした。店の中にも人はいなさそうだったので、誰かが入るのを待っていると、バイクに乗った二人組の方が国道から店の前に入ってきました。彼らは店の中に入るとすぐに外へ出てしまい、バイクで走り去っていきました。おかしいと思い、店のホームページを見てみると、私が訪れた日は休業日であり、そばの持ち帰り以外は行っていないとのことでした。事前に調べていなかったことを少し後悔しましたが、今思えば、思い出に残るエピソードだったと思います。

新千歳空港から成田空港へ帰る予定で、当日は宿泊していた小樽駅から新千歳空港へJRの快速エアポートに乗る予定でした。しかし当日は台風が北海道へ接近しており、JR函館線、千歳線などたくさんの路線が運休になってしまいました。朝ホテルで運行情報を見てみると、少し待てば運転再開すると書かれていたので、安心しホテルをチェックアウトした後オルゴール堂など、小樽の街並みを散策していました。しばらく歩き、再び運行情報をネットで調べると、午後2時まで運転再開はないと書かれていました。私は14時台の飛行機で成田に帰る予定でした。14時まで運転再開しないとなると、鉄道では飛行機に確実に間に合わないと思い、その時はまだ10時前で時間がありましたが、急いで小樽駅前の札幌駅行きのバス乗り場へと向かいました。すでにバス乗り場は混雑していましたが、なんとか札幌に到着しました。札幌からは新千歳空港行きのバスに乗り換えますが、バス乗り場が分からずしばらく迷ってしまいました。なんとか乗り場を見つけ、飛行機にも間に合いましたが、飛行機に乗り遅れたらどうしようかととても焦ったことを覚えています。ネットで運行状況の確認ができるので便利ですが、充電が切れていたらアウトでした。